「性・ジェンダー・セクシュアリティを対話する交流会」(第19回)。

今日は「カミングアウト」をテーマに、
足湯カフェ「どん浴」さんにて、18名で開催しました。

ご家族や友人をはじめとする周りの人へのカミングアウトについて、そのタイミングや切り出し方、カミングアウトした後の人間関係の深め方・・・などの話をしました。

・この環境は難しい・・・と思う場でのカミングアウト
・家族(親、きょうだい、子ども)へのカミングアウト
・学校で話した時、社会に出た後、就職する時
・カミングアウトした後の人間関係
・言葉だけでは理解されづらい、ジェンダー・アイデンティティやセクシュアリティのこと
・カミングアウトしたいか、したくないか、誰にしたいかは、自分のペースで決めていい
・「するべきかどうか」「カミングアウト」自体に捉われなくてもいい
・ここなら安心、安全だと思える環境を自分で選んでいい
・感情を研ぎ澄ませていると、場や人間関係が、自分にとって安心かそうでないかをかぎ分けられる気がする
・LGBTについて知られてきたからこそ、言葉にしなくても何となくわかってくれていたり、居心地のよい関係性もある
・カミングアウトをして後悔したことも。安心・安全な関係性を見極めることはとても大切
・言わなければ違う性別として扱われる。生きようと思うと「ここにいるよ」と存在を表明することが、時に必要なこともある
・カミングアウトに対するスタンスがみんな違っているから、色んな人の話を聴くと参考になるし安心した
・場数を踏んで、自分なりの「とりせつ」をつくってみる
・若い世代の人でもまだ苦しいことも感じた
・カミングアウトした上で、「どうしてほしい」ということを伝えるともう少し関係が深まるかも

など、色々な話がありました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

セクシュアリティやジェンダーに関わらず、一人ひとりの違いが大切にされる場がゆるやかに広がって、いつか日常になっていくといいな、と改めて感じました。

ポカポカした空間で開催させてもらえたこと、感謝しています。
どん浴の皆さま、お世話になりました。

次回はこの「カミングアウト」について、個々のケースや場面、伝え方などをより詳しく想定し、もう少し具体的に掘り下げてみようと思います。

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